コロナウイルスの影響で、面接も実際の対面形式からウェブ面接(オンライン面接)に切り替える会社が増えています。今回は、そんなウェブ面接ならではの注意点と意識すべき点について一挙ご紹介します!
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ウェブ面接(オンライン面接)とは?

そもそも、ウェブ面接とはどのようなものでしょうか?
ウェブ面接とは、テレビ電話形式で行う面接のこと!
皆さんは、LINEやSkype等で一度はテレビ電話を利用したことがあるのではないでしょうか?ウェブ面接にといっても、何も特別なものではなく、こうしたテレビ電話(オンライン電話)のツールを使って面接を行うもののことを差しています!
よく使用されるツール
現在は、ウェブ面接の過渡期でもあるので、様々なツールを様々な企業が使用しています。その中でも比較的よく使われている3つのツールについて紹介します!
①Skype
言わずとしれたSkypeです。こちらは自分のアカウントが必要となるため、事前に登録しておく必要があります。登録時は履歴書の写真をプロフィール画像として設定しておきましょう。また、Skypeは他のツールと比較して遅延が多いので、通信環境がある程度整っている必要があります。
②Zoom
Zoomもウェブ会議でよく使われるツールです。予めホストが部屋を作っておいて、そこにログインしていく形式になります。面接が同じ部屋で連続で行われている場合、あまり早く入室しすぎると他の人がいるところに入ってしまう可能性があるので注意が必要です。
③Interview Maker
Interview Makerはウェブ面接に特化したツールになります。事前に発行されたURLは使い切りとなるため、一旦入室した後に何らかの理由で退室してしまうと再び入室できなくなってしまうのでご注意を。
面接の受け方は基本的には対面の面接と同じ!
面接の受け方については、基本的には対面の面接と同じです。対面と違って、入室のマナーや退室のマナーといったこともやらなくて良いので、かえって受けやすいかもしれませんね!
ウェブ面接の受け方

それでは、気になるウェブ面接の受け方についてご紹介します!
①ツールを準備する
可能であればスマホではなくパソコンで受ける
スマホでももちろん受けることが可能ですし、それがマイナスに働くことはありませんが、スマホだとどうしても設置すると下から写すような角度になるので、パソコンでつないだ方が角度的にもキレイに映ると思います。また、パソコンの方が面接官の顔もはっきりと見えるので、より喋りやすくもなると思います。
また、下記のようなスタンドを使用して、カメラの位置と目線の位置を合わせることで、より写り方もよくなりますので、パソコンで受ける方はぜひ利用してみてください!
スマホ、PCのマイクではなく、マイク付きイヤホンを使用する
スマホやパソコンにもマイクやスピーカーが内蔵されていますが、マイク付きイヤホンを使って喋った方がより面接官側もクリアに聞き取ることができます。
それによって、聞き返したりする手間も省けるので、ぜひ利用してみてください。
インターネット環境を準備する
これが一番重要ですが、可能であれば固定回線等の安定した通信にWi-fiで接続することが望ましいです。一人暮らし等でそれが難しい場合は、面接中に通信制限になったりしないよう注意しておきましょう。会話がぶちぶち途切れてしまうと内容も頭に入ってこず、また学生さん側も慌ててしまうと思います。
外のフリーWi-Fiがある環境で接続しても良いと思いますが、あまりざわざわした環境は避けるようにしましょう。
カメラ、マイクのチェックを行う
・Skypeには、Echo / Sound Test Serviceというテスト機能が付いているので、これで自分の映像と音をテストすることが可能です!Skypeでつなぐことができれば、他のツールでも同様に接続することが可能と考えられるので、初めてウェブ面接を受ける前にはこの機能を使って予めテストしておきましょう。
テストの利用方法はこちらをご確認ください。
背景の映り込みはなるべくキレイにしておく
自分の背景側に写っている景色は意外とハッキリ見えますので、あまりごちゃごちゃしていない部分が背景にくるようにしましょう。また、背景が窓等光が差し込む位置に座ると、逆光で学生さんの表情が見づらくなってしまうので、カーテンを閉めるなどの注意しましょう。
実際に喋ってみて練習しよう!
面接で一番重要なのは慣れなので、本番の環境を想定しながらマイクに向かって準備している内容を喋ってみましょう!
ウェブ面接を受ける上での注意点

続いて、ウェブ面接を受ける上での注意点をご紹介します!
一方的にしゃべりがちになってしまうことに注意!
対面の面接でも同じことが言えますが、自分が話したい内容がたくさんあると、ついつい話が長くなってしまいがちです。ウェブ面接の場合は特に会話の呼吸をつかみづらい傾向があるので、いつも以上に簡潔に結論から話すことを意識しましょう!
音が飛んでうまく伝わらないことに注意!
通信回線が安定せず、映像がうまく映らなかったり音が飛んだりすることがありますので注意しましょう。面接官も、通信環境のせいで不利に扱うことはありませんが、そもそも面接が成り立たないと判断のしようもないため、家の環境がよっぽど悪かったりする場合はWi-Fi環境が整ったレンタルスペースの利用等も検討してもよいかもしれません。
また、万が一どうしても面接が途切れてしまった場合にそなえ、緊急連絡先を確認しておくようにしましょう!
画面ではなくカメラを見て話す
ビジネスの世界でもよく語られるメラビアンの法則というものがあります。これは会話の中で相手が受け取る印象の内、何がどのくらいを占めているのかを差している指標となります。下記のように見た目やしぐさ、表情、視線等が相手の印象の半分以上を占めることが分かりますね。ウェブ面接の注意点として、相手の顔を見て話をすると目線がずれているように見えてしまいます。これは、カメラの位置と画面の位置にズレがあるためです。しゃべる時はなるべくカメラを見て話をするように意識しましょう。
メラビアンの法則
| 内容 | 割合 | |
|---|---|---|
| 視覚情報 | 見た目、しぐさ、表情、視線 | 55% |
| 聴覚情報 | 口調、話の速さ等 | 38% |
| 言語情報 | 話の内容 | 7% |
細かい音も結構拾う
マイクというのは、意外と細かい音も拾うため、雑音だったり周りの音がうるさい環境だと、その音を敏感に拾ってしまいます。なるべく静かな環境で面接を受けるようにしましょう。
カンペは最低限にする
ウェブ面接の最大の特徴としては、カメラに写っていない部分に何が置かれていても企業側にはわからないという点があります。そのため予め準備した内容をカンペとして設置しておくことで、内容を忘れてしまう心配もありません。しかし!ウェブ面接での視線の方向というのは結構見ていて分かります。そのため、何か読んでいるなというのもよほどうまくやらないとバレていまうことにもなります。
この対策としては、カンペは文章ではなくなるべくキーワードだけにして、話すポイントだけ押さえられるようにしておくようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
対面と違って色々なトラブルが起こりかねないウェブ面接ですが、他の学生に差を付けられるようにしっかりと準備しておくようにしましょう!
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