コロナウイルスの影響で、中々企業に直接出向いて就活ができなくなっていますよね。東京や大阪等の大都市圏にお住まいでない学生さんにとっては、ウェブセミナーの機会も増えて良い面もあるかもしれませんが、基本的には直接企業や社員の雰囲気を知ることができなくて企業選びで悩んでいる方も多いと思います。
ただし、学生側が企業のことを中々うまく見ることができないのと同様に、企業側も学生さんたちの顔を直接見れなくて不安な気持ちは一緒です!
そこで今回は、最近増えてきたウェブセミナーで、企業は学生個人のことまで見ているのかどうかについてお答えしていきます!
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ウェブセミナーって?

ウェブセミナーとは、各企業が自社で行っていた会社説明会をウェブで配信する形式で開催するものです。企業が自社でウェブセミナーを配信するシステムや設備を持っているケースは少ないので、現状はマイナビやリクナビ等のナビサイトが運営しているウェブセミナーのシステムを使用して配信している企業が多いです。
そのため、大体どの企業も同じような形式で配信することが多いです。ウェブセミナーの形としては生放送で配信しているケースと録画を配信しているケースがありますが、今回は生放送のウェブセミナーについて紹介していきます。
ここで、ウェブセミナーのメリットとデメリットをご紹介します。
ウェブセミナーのメリット
まずはウェブセミナーのメリットです。
①服装に気を使う必要がない
ウェブセミナーは、学生から企業の担当者の顔が見えるものの、企業側からは学生の顔は見えません。そのためスーツを着る必要もなく、好きな格好で受けることが可能です。
②わざわざ出向く必要がない
これはウェブセミナー最大のメリットですが、その名の通りオンラインで開催されるため、インターネットの環境があればどこで受けようが自由です。
③基本的に上限人数はない
実際の会場形式のセミナーの場合、会場のキャパの関係で参加可能人数に上限があります。しかし、ウェブセミナーであれば基本的には上限人数はなく受けることが可能です。
ウェブセミナーのデメリット
続いては、ウェブセミナーのデメリットです!
①企業の雰囲気をつかみにくい
実際にその企業に出向いたり、社員の人の様子を目でみることでその会社の雰囲気というものが分かるため、それができないと企業の雰囲気を掴むことは難しいですよね。それにウェブセミナーの配信場所は、スタジオであることが多いため、どの企業も同じような場所で配信しているように見えてしまいますね。
②気になったことを質問しづらい
会場形式のセミナーの場合、終わった後に人事や社員の人に質問ができますが、ウェブセミナーの場合はチャット上で質問を送ることしかできません。限られた説明会の時間内では、自分が質問した内容を拾ってもらえるとは限らず、疑問点が解消されないことも多いですね。
③ネット環境が整っていないと閲覧できない
これは言わずもがなですが、ネット環境が整っていないと閲覧自体ができません。しかも、1回のセミナーで2時間くらいの動画をずっと見続けることになるので、使い放題でもない限りはすぐにパケット上限に達してしまいますよね。
企業はウェブセミナーで学生のどんなところを見ているの?

ウェブセミナーとはどんなものかということについて紹介してきましたが、それでは企業はウェブセミナー上で、学生のどんなところを見ているのでしょうか?どんな場合に企業の心象がよくなり、どんな場合に悪くなるのかについて紹介してきます!
誰が申し込んだのかという情報は全て把握可能!
まず、申し込む際には企業にプレエントリーやエントリーした上で申し込みますが、エントリーした際に個人情報を入力しているはずなので、企業側も誰がどのセミナーに申し込んだのかを知ることは可能です。ただし、先ほどのウェブセミナーのメリットでも述べましたが、会場形式のセミナー以上に申し込み人数が多いので、誰が申し込んだのかを一人一人見ることはしていません。
それでは企業は学生のどんな部分を見ているのでしょうか?
誰が実際に参加したのかは、アンケートを元に把握している!
企業が使用しているシステムによるかもしれませんが、私が知る限りは個々の学生がいつ閲覧開始して、いつ閲覧終了したのかといった情報までは企業側で知ることはできないはずです。だれが参加していたのかについては、基本的にウェブセミナー中に表示されるアンケートの結果を元に見ています。
逆にいうと、誰が申し込んだのかという情報よりも、このアンケートの結果をメインに見ているといっても過言ではありません!なので、アンケートの回答を求められた場合は必ず回答するようにしましょう!
企業側も学生の顔が見えないので、今まで以上にアンケートに重きを置いています。
欠席する時にわざわざ担当者に連絡する必要はないが、きちんとキャンセルしておくべき!
先ほど、企業は誰が申し込んだのかはあまり気にしていないと申し上げましたが、企業によっては申し込んだけど出席していない学生をチェックしている企業があるかもしれません。そのため、出席できない場合はきちんとキャンセルしておきましょう!
コメントは担当者のテンションが上がるが意味はない!
セミナーによっては、セミナー中にコメントを送る機能がついている場合がありますが、これは正直あまり意味はありません。どんどん色んな学生のコメントが流れていくため、企業の担当者も目で追っている余裕はありません。ただし、合いの手的にコメントが入ってくると喋っている担当者もテンションが上がりますので、コメントはどんどん送りましょう!
録画で見るのではなく、リアルタイムで見るようにしよう!
これは生放送でセミナーを開催する場合(配信の日時が決まっている場合)に限りますが、終わった後もセミナーの録画版が閲覧できるケースがあります。その場合、後で見れるならその時間に見なくてもいいやと考える学生さんもいるかと思います。これは大間違いで、録画版というのは後でもう一度見たい学生用に配信しているだけなので、先ほど述べたアンケートへの回答等の動作は一切できません。
そのため録画版だけ見ても、欠席と同じ扱いになってしまうので注意しましょう。
結論:アンケートにはしっかりと必ず答えるようにしよう!
コロナウイルスの影響で企業も学生も手探りの就職活動ですが、他の学生に遅れを取らないようにしていきましょう!
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