就職活動をはじめてみたものの、どの企業がいいのか分からない。また、BtoCとかBtoBとかよく聞くけど、それって一体何?という方も多いと思います。
今回は、そんなあなたに、BtoC企業とBtoB企業の違いについて紹介します!
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BtoCとBtoBの言葉の意味
まず、BtoCとBtoCの言葉の意味について紹介します。
BとかCとか言っているのは、実は下記のような意味があります。
”B”=Business

BというのはBusiness、つまり企業のことを指しています。そのため、BtoBというのはBusiness to Businessということで、法人向けのビジネスをする企業のことです。
”C”=Customer

次にCというのはCustomer、つまり一般消費者のことを指しています。そのため、BtoCというのはBusiness to Customerということで、個人向けのビジネスをする企業を指しています。
BtoCとBtoBの具体的な事例
それでは、BtoCとBtoBの具体的な事例を見ていきましょう。

皆さんが普段生活する中で、色々なものを購入されると思います。食品、洋服、電化製品などなど、これら私たちが直接購入するものを作っているメーカーや小売業者は全てBtoCとなります。一方で、それらの電化製品や洋服等を作るための部品や材料を作って、それぞれの最終製品メーカー向けに販売している企業は顧客が一般消費者ではなく企業になります。
この場合はBtoBのビジネスになります。また、例えばメーカーから小売り業者までの物流についてもBtoBのビジネスですね。
実はどの企業もBtoCもBtoBもどちらもやっている?
ここまでで、BtoCとBtoBのビジネスについて紹介してきましたが、それでは企業は必ずどちらかに分類されるのでしょうかというとそんなことはありません!
メーカーの事例として、一件対局にある下記の企業についてご紹介します!
花王の例
花王は言わずと知れた日用品メーカー(BtoC企業)です。ハンドソープや洗剤等、日常で使わない日はないほど身の回りにあふれていますよね。それでは、花王はBtoCビジネスしかやっていないのかというと、そんなことはありません。下記は花王のIRサイトから抜粋したグラフですが、一番右にケミカル事業という事業があることが分かります。これは、化学品等のケミカル製品を販売する事業で、まさにこちらはBtoBのビジネスですね。このケミカル事業は、なんと売り上げ高の全体の16%を占めています!このことからも、花王はBtoCのビジネスだけではないことが分かりますね。

引用元:花王IRサイト
東レの例
続いて、皆様聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが東レという素材メーカーがあります。洋服向けのレーヨン繊維から発祥した会社ですが、今は飛行機の機体にも使用されている炭素繊維で世界シェアNo.1を誇る、日本を代表する素材メーカーです。そんな東レですが、実はトレビーノという浄水器やトレシーという眼鏡拭きと製造して販売しています。どちらも、水処理やマイクロファイバーの技術を転用した製品なのですが、これはまさにBtoC事業ですよね。
結論

ここまで見てきた結論としては、下記のことが言えますね。

