BtoBメーカーって何がすごい?実は世界を代表する企業がいっぱい!

BtoBメーカーって何がすごい?実は世界を代表する企業がいっぱい!

以前の記事では、BtoC企業とBtoB企業の違いについて紹介しましたが、今回はそんなBtoB企業の中でもBtoBメーカーがどんな企業で、どんなビジネスをしているのかについて紹介していきたいと思います!

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BtoBメーカーは世界を代表する企業がたくさんある

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BtoBメーカーは、名前は聞いたことがあるけど何をしているかわからない、、という企業が多いため、就活で企業研究を始めた人の中には選択肢に上がらないことも多いです。
テレビやスマホなどの電化製品を始めとして、皆さんが普段使用している身近な製品は、日本製ではなく海外製のものも多いと思います。シャープや東芝など、日本の製造業が凋落してきているような印象を持っている人も多いんじゃないでしょうか。
しかし、実は最終製品は海外メーカーに取って代わられていても、中に使われている部品や素材は日本企業が提供しているものであるパターンが意外と多いんです!

そんなBtoBメーカーの底力について、2つの事例を元に紹介してみます!

飛行機(ボーイング)の例

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こちらは、世界を代表する飛行機メーカーである米国ボーイング社のサイトから引用した情報です。ちなみに皆さまが普段乗っている飛行機はアメリカのボーイング社かEUのエアバス社のどちらかが作っています。
そんなボーイング社のサイトの情報を引用します。

日本企業はその技術力と高い信頼性により、767型機以降、ボーイングの航空機の生産分担比率を上げています(上図)。その数字は767型機で16%、777型機では21%に上っています。さらに、ボーイングと三菱重工、川崎重工、SUBARU(旧富士重工)の関係はとりわけ密接で、787ドリームライナーでは主翼をはじめとする機体の35%を3社が開発・製造しています。同型機ではまた、東レが主要構造部分の炭素繊維複合材料をボーイングと共同開発、ブリヂストンがタイヤを提供、ジャムコがラバトリーやギャレー、さらにフライトデッキのインテリアとドア、そしてバルクヘッドの生産を担当しています。
ボーイングにとって日本は、共同開発製造分野での米国外最大級の拠点であり、その関係は単なるパートナーの域を超えるほど強固なものにまで発展しています。
引用元:ボーイングジャパンウェブサイト

いかがでしょうか?ボーイングの最新鋭機の787型では35%の部材を日本企業が提供しています!SUBARUやブリヂストンのようにBtoC事業もやっているメーカーもあるものの、これらは全てBtoBメーカーのビジネスとなります!

スマートフォン(Huawei)の例

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続いてはスマホの事例です。色々と問題のあった中国Huaweiに関する記事ですが、その見出しとして「日本製部品、6800億円分調達 ファーウェイ18年見通し、80社超から」という記述がありました。これはたまたまHuaweiが自分たちで発表していたので記事になりましたが、それだけの話ではなくiPhone等のスマホも同様に日本メーカーの提供する部材を多く使用しています。

このように、表に名前が出てこないものの、実は日本企業が活躍している製品がたくさんあることがわかりますね!

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BtoBメーカーは部材メーカーや最終製品メーカーがお客様!

上の項で説明した通り、BtoBメーカーというのは、その先のメーカーがお客様となります!これは何も最終製品メーカーではなく、部材メーカーが作る部品の材料を販売する素材も含まれています!よく川上、川中、川下という言葉がありますが、いわゆるBtoBメーカーというのはこの川上と川中のメーカーを指しています!
それではBtoBメーカーのメリットについて説明していきます!

メリット①:広告や口コミではなく自分の力量で勝負ができる!

BtoBメーカーはいわゆる最終製品メーカーと異なり、大々的に広告を打ってイメージ戦略を行うということはありません。お客様にあたるメーカーのニーズにいかに応えることができるかという世界で勝負しています。例えば、先ほど紹介した事例でいうとボーイングの787向けの部材を提供するということになれば、ありものの製品で対応できるケースはないでしょう。ボーイング社の要望の仕様にいかに応えられるかが鍵となるため、営業、技術、研究と全社一丸となって合わせ込むため、その会社の力量が試されることとなります!

メリット②:一件あたりの受注額が多い

BtoCと異なり、一件一件の受注額が桁違いに多いです。例えば2019年のiPhone XRの出荷台数は4,360万台なので、仮にiPhoneの1機種に採用が決まれば莫大な受注額や受注量となるわけです。そんな仕事だったらやりがいも大きいですよね。

メリット③ビジネスに安定感がある

ほとんどのBtoBメーカーは、ある用途向けの材料を1社だけに独占して販売しているわけではありません。例えばスマホであれば、iPhoneにもGALAXYにもHuaweiにも提供しているケースが多いです(特に川上のメーカーの場合)。それはすなわち、どのスマホが売れても自分の会社は儲かるということです!

ここまで、BtoBメーカーの魅力を紹介してきましたが、学生の皆さんも知名度が低いけど優良なBtoBメーカーを探してみましょう!

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